マレーシア出張
今年(2023)はまだ8月なのに、仕事で2回、プライベートで1回マレーシアへ出張、慌しい。少なくともあと1回はマレーシア出張がありそう。年4往復は自己新記録です。笑笑
オシゴトでもマレーシアに行けるのはワクワクします。
空芯菜/カンコン
30年前私が協力隊員だったころ、田んぼの除草を兼ねて、カンコンの茎を引きづって家まで帰ったものです。除草剤使わないとカンコンは稲より旺盛に成長するので大変でした。帰宅後カンコンを軽く洗って、にんにくとチリと一緒に炒めてね。東南アジアの味ですね。うーヨダレが垂れるー
空芯菜を日本のスーパーで初めて見かけた時の衝撃は忘れません。田んぼの雑草が売物になっていて、誰が買うんだろう?と本気で思ったもんです。もちろん今では普通に買って料理してるし、自分の家庭菜園で空芯菜を育てたりもしてますけど。
この空芯菜、雑草だけあって生育旺盛で土地を選ばず病気にも強く誰でも簡単に育てられますよ。
写真ではわかりづらいですが、手前の田んぼは水稲を育ててるのかカンコンを育ててるのか分からなくなってます(笑)
コタキナバルで肉骨茶(バクテー)を食す
マレーシアの肉骨茶(バクテー)たまりません。たまに無性に食べたくなります。
うちの家族の末妹の旦那はCino-Kadazanで (中国人とカダザン族のハーフ)、彼は幼い時からバクテーを食べて育ったから自分の体はバクテーで出来ている!と豪語するだけあってバクテーに関してはものすごいウンチクを持っています。
コタキナバル(KK)の観光ガイドブックに必ず載っている有名なバクテー屋さんがあります。いつでも大勢の観光客で席を確保するのも大変です。私も数回行ったことがありますが、バクテーを食べたことのない観光客の多くはへー美味しいねって感想を持つんじゃないかと思います。
一方、前述の末妹の婿殿は、エントリーとしてこのお店はちょうどいい、何故ならメニューが豊富なので、いつ行っても売り切れることがないからだそうです。
ただし、このお店でバクテーにハマってしまったら、次は別のお店を開拓してほしいと。バクテーは生薬や肉材を朝から仕込み長時間煮込んで作るので、開店するのは昼過ぎでスープがなくなり次第閉店してしまうんだとか。稼ぎ時の夕飯時にスープを切らさないために水を継ぎ足すことになりますが、これがイカんと前述の末妹の婿殿は力説します。
コタキナバルで美味しいバクテーを食すには、オリジナルサバハン(サバ人)しか入っていないお店を選び、朝仕込んだスープに足し水している心配が少なく、閉店する心配の少ない夕方4時に入店するのがよいらしいです。婿殿は、私をKKで一番のバクテー屋にしかも夕方4時に連れて行ってくれました。もちろん絶品ではありましたが、できれば空腹の時に食べたかった。午後4時ってビミョーですね。
婿殿に怒られそうなので、写真は資料画像とい
うことでご勘弁を。
ルングス族のおばあちゃんにほっこり(続き)
このルングスのおばあちゃんと私は昔から仲良しで(というより昔から可愛がられていて)、今回のサバ訪問でも、私は真っ先に隣村までこのおばあちゃんに挨拶に行きました。このおばあちゃんと私は仲良しですが、実はこのおばあちゃんはマレー語が話せません。まあそれでも雰囲気で伝えたいことは伝わるもんなんですね。どうしても困った時は側にいる誰かが通訳してくれます。言葉なんて わからなくとも仲良くなれるんですね。要は気持ちってことか。今回も別れ際に手作りの首飾りをもらいました。コレ作るの大変なんだよなー
ルングス族のおばあちゃんにほっこり
写真のルングス族のおばあちゃん二人、かつての親友同士、コロナ禍もあり、数年ぶりに顔を合わせました。お互い隣村に住んでいて、足腰も弱っているので外出機会も限られている筈です。この日は私が久しぶりに日本からやってきたので、一方のおばあちゃんの家族がお弁当を作って我が家へ車で遊びに来てくれました。
二人ともうれしそうです。可愛いおばあちゃん二人、ほっこりさせられました。(続く)
ボルネオ島の超マイナーな絶滅危機言語:ルングス語
ルングス語の話者数がどれくらいいるのか調べたことはないのだけれど、ボルネオ島最北端のクダット地域を中心に少なくとも1万人くらいはいるでしょうか。今ではマレー語教育が進み、また英語の必要性も高まっているので、ルングス語を話す人口はもっと減少しているかもしれません。
ルングス語はマレー語やインドネシア語の親戚であることは間違いないですが、そこまで近くはなくて遠い親戚くらいの感覚でしょうか。(私はマレー語はそれなりに理解できますが、ルングス語は聞いていても全く理解できません。)
むしろルングス語はフィリピンのビサヤ語と近しいかもしれません。昔、ボルネオ島の北にあるバンギ島から更に北の海上ですれ違ったパラワン島からの漁民とこちらの船長がお互いの言語で言葉を交わしていたのを見た経験があります。お互いの言葉はなんとなくわかるそうです。そう言えば、我がホストファミリーの三女の旦那さんはフィリピン・パラワン島出身の元フィリピーノですが、今ではルングス語とマレー語を不自由なく話しています。
試しに数字の1、2、3、4で3つの言語を比較してみます。
あれ?3つともよく似てるなあ?!
マレー語 satu, dua, tiga, empat
ルングス語 iso, dubo, tulawa, apat
ビサヤ語 usa, duha, tulo, upat