ルングスのロングハウス
1980年代に撮影されたルングスのロングハウス。正面右手奥のロングハウスだと10世帯余りの家族が暮らしていたと思います。今は多分壊れて無くなっていると思います。
ロングハウスの中にはなんとお猿さんが飼われていました。
ルングスの暮らす場所 クランブ島?
満潮時には島ですが、干潮時には陸続きになるクランブ島、遠浅で綺麗な砂浜が広がります。近くにはコテージもあり、ローカルサバハン(サバ人)の憩いの場です。できることなら、もう少しだけゴミを持ち帰る習慣が根付くといいんだけどなあ。 タイトルはルングスの暮らす場所クランブ島と書きましたが、島そものものは原生林の生い茂る無人島です。因みに、この後もの凄いスコールが待っていました。
ルングスの暮らす街 クダット
ボルネオ最北の街クダット。マルドゥ湾に面した綺麗な港町です。人口は10万人弱と言われてます。
町の中心にある旧市街には昔からあるスーパー、雑貨屋、衣料品屋さんなど華僑の経営するお店が並んでいて、最果ての地?に似合わず生活必需品は何でも揃います。すぐ隣には野菜や果物、日用雑貨を扱う公共市場、更にその奥に魚市場があり、このエリアは活気に溢れ毎日賑わっています。
市内に隣接してゴルフコースがあり、郊外には大きめのスーパーや観光客向けのホテルやコテージもあります。
クダットへ続く道
こんな気持ちのいい道が延々と100㎞くらい続きます。クダットはキナバル山系の影響を受けないので、抜けるような青空の日が多いです。
ルングス族が暮らす土地クダット
ルングス族が暮らすクダット地区は、ボルネオ島の最北端、クダット半島に位置し。だならかな丘陵地帯にヤシやオイルパームが栽培され、低地には水田が広がる南国ののどかな農村地帯です。ヤシやオイルパームの林の合間にジャングルやマングローブの林が点在し、動物園で見かけるような珍しいサルなどの野生動物も多く生息しています。海岸沿いにはきれいなビーチが点在し、近隣の住民がキャンプやBBQを楽しんでいます。雲と雨を運ぶキナバル山系から遠く離れているためにクダットは晴天率が高く、夜には星座を探すことがもはや困難なほどの文字通り満点の星空が広がります。クダット半島の中間部にあるシクアティの町では今でも毎週日曜日に大きな市が立ち、近隣集落から多くの人々がバナナや野菜などの生産物や手工芸品の売り買いに集まり、昔と変わらない賑わいをみせています。
コタキナバルからは約200km、よく整備された舗装道路でつながり州都からのアクセスが容易になったことで、近年では観光地として脚光を浴びています。サラワク州のクチンから出発しコタキナバルを経由してボルネオ最北端の景勝地Tip of Borneoを目指す欧米のバックパッカーも多くみかけます。クダットの町は最北の地であるにもかかわらず、人口は減少するどころか増加傾向にあるそうです。市内にはゴルフコースもあり、観光客の誘致を目指したホテルやロッジもできるなど、自然保護と開発の共存共栄を目指し繁栄を続ける素晴らしい土地です。